教育

倉吉トトロの会の9月例会に参加して

投稿日:04/09/2016 更新日:

昨日は、不登校・ひきこもりの親の会「倉吉トトロの会」に参加しました。
現在不登校中のお母さん、かつて不登校を経験した当事者とお母さん、鳥取タンポポの会の世話人の方、蒜山で教育相談をしておられる方など、多くの方が来られて時間を忘れて語り合いました。
いつも感じることですが、みなさんが共感の気持ちで他の人の話を聴いてくださることで、私も嬉しくなってついついおしゃべりに加わってしまいます。^^

「ただ学校へ行っていないだけで、毎日元気に過ごしている。」
「自分で好きなことをしながら楽しくやっている」
という話を聞き、それぞれが自分で決めてやっていることを受け止めておられることを嬉しく感じました。

不登校・ひきこもりのことが話の中心で、近況報告や振り返りから始まるのですが、親子関係、学校との関係作り、発達障害・精神障害について、世間からの差別の目、日本の政治や法律について、TPPと家庭菜園、働くということ、トライアル制度など様々な話題に広がり、みなさんで楽しい時間を共有しました。
このように、毎回とても勉強になることが多いです。

私は「不登校は悪いこと」でもないし、「子どもも親も罪悪感を感じることはない」といつも言っているのですが、どうしても学校や地域からどう見られているのか周囲の目や評価が気になり、親子で自分で自分を追い込むことが多くなっています。
そこで、このような親の会という場に参加することで、自分を振り返り、情報を共有することで親の安心感が得られ、明日からのヒントも発見できていると思います。

・親自身が明るく元気に過ごすこと
・親の価値観を押し付けたり先回りをしないで、子どもを信じて見守ること
・一人で悩みを抱えこまないでいろいろな人とつながること
そのような場が親の会なんです。
参加されているお母さん方が回を重ねるたびに明るくなっておられる姿を見ると、とても嬉しく思います。
不登校というとマイナスのイメージが強いのですが、それは学校からの脅しや世間の無理解によるものです。

このように考えたらどうでしょうか。
■マイナスの考え方
・不登校になると暗くて長いトンネルに入ったようで、出口が見えない。
・このままでは将来、未来はどうなるのか不安で仕方がない。
・不登校状態がいつ解決するのか分からないし、真っ暗な中にいるだけで先の光が見えない状態が続いていく。
子どもへの接し方で大切なことは、「出口」は親が指示したり決定したりすることではないことを確認してください。
そして、「解決」の形も一人ひとり違うのだという認識も必要です。

■プラスの考え方
・「不登校」ととらえるのではなく「家にいる」ことを選んだと考えましょう。
「不登校」というのは、「登校すること」が前提の考え方で、「登校」を否定するものです。
そうではなく、「家にいる」という意思表示、自己決定をしたと考えます。
・その間は暗くて長いトンネルにいるのではなく、空から社会を見下ろして、どこに「着地」しようか眺めながら自由に飛んでいると考えます。
・そのときは自由な空間と時間の中で、何をしようか、どこに行こうかゆっくり考えているのです。
・本人が自分の行く道(自分に合った着地点)を探している期間ですから、とても大切な時間なんです。
・「不登校」ではなく「家にいる」という選択をして、「明るい未来に向かって」悠々と空を飛んでいる状態です。

このように考え方を変えると、学校へ行かないで家にいることがどれだけ素晴らしいことだと思えませんか?
「学校へ行っていない」のではなく、「自由に学ぶスタイルを選んだ」と考えたらいいです。
「ホーム・エデュケーション」という「家庭を基地としていろいろなことを体験し自ら考えて学ぶ」スタイルです。それは「ホーム・スクール」でも「家庭勉強」でもありません、「自ら学ぶ」という姿です。

「学校へ行っていない」ことは「何もしていない」ことではありません。その期間は自分なりに考え、行動をしているのですから立派な学びなんです。自分で課題を見つけ、それを解決しようとして様々な学びをしているのです。
昨日の定例会でも、あるお母さんから「自分の好きなことをして楽しんでいて、毎日元気に過ごしている。今が一番幸せで楽しいときかもしれない。」「社会問題に関心があり、親が思っている以上に賢い。」「他人を思う優しい気持ちをもっている。」という話も出ました。
はたらく、仕事をする場合でも、会社や組織に所属して縛られない、フリーランスという働き方もあります。
学校にしても仕事にしても、どこで何をするのか選択するのかは、本人の自由なんです。
そんな考え方や環境を作っていくのが、私たち大人の役目なのです。

鳥取県には不登校やひきこもり当事者と親の会の他、発達障害など困り感を抱えている子どもの保護者の会などもあります。
今はそれぞれが独自の取り組みを続けていますが、これらの会のネットワークを作って協同でイベントを行うことができたらと考えています。一年に一回程度交流会などもできたらいいですね。
親の会は日々の小さな取り組みですが、これが世間の考え方や社会環境を変えていくことにつながると思います。

倉吉トトロの会はこちら

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

クラスジャパンの不登校の子どもを差別するミッションに批判殺到!

今日のつながろう会でも話題になりましたが、やはりこのプロジェクトには賛同できません。 不登校は問題ではなく、選択肢のひとつです。これまでも何度もいいましたが、「不登校は問題である」という認識が問題なの …

学校で学べることは学校の外で全て学べる

ゆっくり彼の話を聞いてみると「学校に行く理由がわからない。学校で学べることは学校の外で全て学べる。」と、学校に行く意味が見出せないことを話してくれました。 「学校は勉強についていけない子に合わせて授業 …

画一的な学習方法ではできない子ができるのが当たりまえ

これは、いつも周りから注意され過ぎてしまう、本人も周りの子との違いが気になって許せないことがある、など、「凸凹さん」の友だちトラブル原因の上位にランクインしそうな、「人から注意される」「人を注意してし …

できもしないことを学校現場に押し付けるのが文科省のやり方

指導要領の改訂で、教員の資質・能力向上とかアクティブラーニングとか、できません。 不可能です! そのための予算も時間確保も人的な配置もないまま、学校現場に押し付けて終わり。 教育委員会は、文科省からの …

「はだしのゲン」こんな営業のしかたもありなん??

「はだしのゲン」がバカ売れ、仕掛けたのは誰か? 松江市教育委員会が、『はだしのゲン』の閲覧制限を撤回した。 発行元の汐文社によると、2013年7月と8月は前年同時期の3倍に当たる約7000部を発行し、 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク