教育

私が担任したすばらしい子どもたち 発達障害児への投薬は危険!

投稿日:14/06/2017 更新日:


「不登校やひきこもりは病気ではありません 発達障害はクスリで治りません」にも書きましたが、発達障害の「障害」は、内側(本人)にあるのではなく、外側(環境)にあります。
これが本質的な理解です。
だから、内側にクスリを入れて治すなどということが間違っていることが分かります。

直すのは、本人ではなく、環境や関わり方など周囲、外側の方です。
外側を変えたら障害は「障害」ではなくなります。
「障害」を「障がい」と表記しているのは、障害が内側にあるとして、「害」を嫌っているためです。

医者による障害(医療では「障害」ではなく「病気」と診断します。)の診断は、エビデンスに基ずくものではなく、「病人」という「患者」を作ってクスリの実験台にすることが目的です。

さらに、クスリの知識がない「専門家」までもがクスリの効果を訴えています。
親も医者や「専門家」に言われるままに子どもにクスリを服用させて、一時的な症状の変化に効果があると錯覚しているのです。
クスリの服用によって食欲不振やだるさ、無気力などの症状が現れても、クスリに頼るしかないと思い込むしかないのです。
「クスリには副作用があるから仕方なく」ですか?「副作用」というのも医者や製薬会社が都合よく使っているだけで、すべてのクスリは、体や精神に「作用」します。クスリの逆効果(副作用)などは本来ありません。

これがクスリを使った人体実験だとしたら、あなたは、自分の子どもにエビデンスのない、医者に言われたクスリを服用させますか?
百歩譲って、「学校や社会に合わせる」ために子どもにクスリを服用させるとして、本当にその必要があると思いますか?

もう一度言います。
発達障害と呼んでいる「特性」は、治す必要はありません。治せません。
ましてやクスリで治療することなどできません!

ですが、周囲の無理解や不適切な対応によって引き起こされる「二次障害(二次症状)」は防ぐことができます。
「発達障害」は個々の「特性」であり、その理解と特性に合った関わり方をしていくことによって二次障害を起こさないようにすることは可能です。
多くの人が苦しんでいるのはこの二次障害によって起こされるさまざまな困難です。

できることは、本人が「自分の特性」を理解して、それとうまく付き合うこと。そして、そのために外側を直すことです。
環境調整ができたら「発達特性」は、武器になるADHDの子どもが本当はとっても良い子である4つの理由にも書きましたが、外側を変えたら「特性」は、最強の武器になります。
実際に自分の特性を理解して、自分のフィールドを見つけた人たちがたくさん活躍しているのを見たら一目瞭然です。
発達障害は環境調整、環境改善によって「障害」ではなくなります。
だからクスリの服用によって治療することなど不要です。
大切なことは、自分を認めてくれる人や場所があること、「自分はここにいていいんだ!」と思えることです。
家族や周りの人がすることは、こういうことです。

さらに、行動をパターン化するのではなく、一人一人違うことを前提に見ていくべきですね。

子どもの「問題行動」の背景をどう考えるか

トラブルの背景には必ず理由があります。
怒りの衝動性がコントロールできなくて一番苦しい思いをしているのは本人です。
まずは、背景の理解とそこに寄り添っていくことだと思います。
投薬よりも周囲の人たちの理解がまず先だと、私は思います。
診断はゴールではありません。そして診断を受けたからといって悲観することもありません。本人のありのままを受け止め認めるためのスタートだと考えたらいいです。

そして診断よりも大切なことは本人の困難がどうすれば少なくなるか一緒に考えることです。
発達障害の「特性」を理解して、本人に合った環境調整と関係性を作っていくことが大事なことであり、「みんなと同じようにできること」を目指す必要はありません。本人が困っていることは本人が治すのではなくそれに適切な対応をすること、場の設定を変えることで困っていることが少なくなります。
学校では勉強の仕方や教室環境の工夫、そして何より大事なことが教員集団の関わり方です。そのために「個別の支援計画」や「教育計画」を作っています。それは本人を学校に適応させるのではなく、学校環境や教職員の対応の仕方を変えていくために作ります。
職場では本人の得意・不得意を知り、職場で共通理解を図り、本人がやりがいや充実感を持って仕事ができるような関わり方を考え、みんなで実行していく。支援するという「上から目線」ではなく「共に関わり合う」という姿勢が重要です。
そうすることで、本人が自分のことが認められていると感じ、行動や考え方にも自信を持てるようになります。
できないことを「みんなと同じように」できるようにさせるのではなく、本人の特性を理解して自信をもつこと、自己肯定感を高めるための関わり方や関係作りが重要です。

個々のケースや状態によっては薬の服用も必要になるかもしれませんが、その場合もあくまでも頓服的に使用し、常用はやめたほうがいいと思います。
もちろん、本人が納得していることが前提ですが、大人でも理解できないことを子どもにどう説明するかは難しいところです。
なので、信頼できる医者に相談されるのがいいと思います。

鳥取県での研修会への参加のすすめ

私は医療の専門家ではありませんので、自分の集めた情報の中で、自分の見解を書いています。
25日にある本田さんの講演会には私も参加しますので薬については当日質問してみようと思っています。

『エール』主催講演会「発達障がいの正しい理解と対応」~二次的な問題を中心に~
この他にも県内でいろいろな研修会が行われています。
前にお伝えしたように発達障害をテーマとした「子どもの明日を語る会」などもあります。
そろそろ案内も出ると思いますが、行政の広報や報告はめちゃくちゃ遅いです。
これからも情報をキャッチしたものはできるだけ早くアップしますので、必要な人に教えてあげてください。

この「特別な支援を必要とする子どもたちの明日を語る会」には関心のある人が集まりますので、情報交換もできますよ。
昨年度までの会の概要を読んで「予習」しておくといいですよ。
こちらに私の見解をまとめています。

今年の案内もこのページに載る予定ですが、県のHPはとても分かりにくくて迷子になります。

私が担任したすばらしい子どもたち

私は過去に多くのトラブルを起こす子を何名か担任しました。
教員に暴言を言ったり暴力を振るう、教室を歩き回る、授業の邪魔をする、他の子に暴力を振るう、教室にある物を壊す、校門で泣きわめいてイヤだ!を繰り返すなど、外から見たらトラブルメーカーです。
当時は今ほど発達障害について知られていませんので、診断名は受けていませんが、おそらく彼らにはADHDの「傾向」があったと思われます。「ADHDである」とひとくくりにまとめることはできませんし、だからどうするではなく、彼ら個々の「特性」に目を向けることが重要だと考えていました。

彼らにとっては彼らの考え方や思いがあるのですが、「学校」という制限が多い環境の中では周囲の大人たちや教職員集団からは不適切な行動だと受け止められることが多かったのです。

教職員の多くは「困った子」「手がかかる子」のレッテルを貼り、その子を避けるように接していました。
その時に私がしたことは、その親子との信頼関係作り、そして教職員への理解です。
その子がそのような行動を起こすのには、必ず理由があります。「衝動的に」という表現を使っていますが、何の理由もなくそのような行動になることはありません。
彼ら自身がいろいろな事情を抱えて苦しんでいるのです。
なので、その子と地道に関係を作っていく他ありません。

しかし、すぐに私の思ったようにはなりません。
時にはぶつかることだってありました。私も感情むき出しで向かっていったこともありました。
学校という空間だけではその子の思いは分からないので、仲のいい友達と一緒にいろいろなところに遊びにも行きました。
いっしょに悪さもしました。(内緒ですよ)
そうするうちに、「この先生なら自分のことを分かってくれる」という思いになったようです。
それでも暴力や破壊行動がなくなったわけではありません。
しかし、自分で自分の衝動性を理解し、少しずつですが自分で予防できるようになっていきました。
その間、医療には相談していませんので、投薬などは一切していません。
この子たちのことは今でもよ~く覚えています。
文章では伝え切れませんので、何かの機会にこのような経験話もできたらと思っています。

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