教育

広島の中学校で自殺した生徒「どうせ言っても先生は聞いてくれない」

投稿日:12/03/2016 更新日:

自殺した生徒は、「どうせ言っても先生は聞いてくれない」と保護者に話していたそうです。
この生徒は、長い間どんなに苦しんでいたかと思うと、ほんとうに心が痛みます。

生徒が専願での高校進学を望んでいたのに、担任が間違った記録に基づく万引きを理由に複数校を一般受験するよう勧めていたとのこと。
緑ケ丘中の生徒は学校の中で教職員の誰にも相談することはできなかった。
緑ケ丘中では、生徒が「先生は話を聞いてくれない」という思いを抱かせる不十分な教育相談体制になっていたことが報告されています。
報告書は生徒の自殺に関し「学校としての責任がある」と結論づけています。

今後も「学校としての責任」の取り方を注視していきたいと思っています。
もちろん、「学校」の中には町教委や県教委や文科省も含みます。

学校現場での教員の酷い対応や指導によって児童・生徒の自殺は全国で頻出しています。
その背景には、今回のように教育相談体制が全くはたらいていないことがあります。

私はこの他の多くの学校でも「何でも言える学校」には程遠いと感じています。
生徒と教員の間に信頼関係ができていなければ、「何でも言える学校」は作れません。
保護者と学校との関係においてもそうです。
教職員間の関係においてでもそうです。

「どうせ学校に言ったってなにも聞いてくれない。分かってくれない」という関係の中ではお互いに本音で話ができるはずがありません。

学校も教育委員会もこのようなことが起こるたびに「再発防止に努める」といいますが、それはアンケートをとったり聞き取り調査をすることなんかじゃありません!
教育委員会へ調査報告を出すことが対策なんかじゃありません!

これまで長年の間、「形だけ」の再発防止対策にとどまっていることが問題なのです。
なによりも優先して、学校が子どもと保護者との信頼関係を構築していかなければなりません。

信頼関係を構築していくには、何を大切にして具体的にどんなことを実行していくのか、学校に関わる全ての人が考えて行動を起こしていかなければなりません。
また、地域が学校に無関心であることも問題ですから、それも変えていく必要があります。

・学校をもっと地域に開放すること
・生徒対応は密室で行うのではなく、徹底して透明性を高めること
・保護者も地域の者も率先して積極的に学校と関わっていくこと
・イベントや会だけの集まりではなく、日常的に継続的に関わっていくこと
・学校に関わる誰もが遠慮しないで、誰に対してもズバリものを言っていくこと
・子どもの教育を教職員に任せるのではなく、地域の専門家といっしょに子どもを育てていくこと
・子どもの教育にとって意味のない仕事はバッサリ切ること

年に1~2回ほど開かれる「なんちゃら連絡協議会」などという「形」での組織は作られていますが、そこでの話は建て前論ばかりで、まったく機能していません。

そんな無駄な会議なんかしなくていいです!

それらをみんなが本音を言い合える場にしていき、これらのことを継続的に実行していく必要があります。

広島・中3自殺「どうせ言っても先生は聞いてくれない」(産経WEST)

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

鳥取県内にある不登校・ひきこもり支援の相談窓口の案内

10月17日に行った「不登校についての行政との意見交換会」でも話題になっていましたが、「子どもが不登校・ひきこもりになったときにどこに相談に行ったらいいか分からない」という保護者の方が多いです。 「ハ …

学校が楽しいところだったら子どもは「学校へ行きたくない」とは言わないよ

不登校になったきっかけはいろいろあるのですが、やはり学校でのいじめ、教員や友達、部活での関係が影響を受けていることが少なくありません。 例えばクラス担任や校長から 「嫌なものを避けさせて、学ぶ機会を失 …

長期不登校、フリースクールと教育委員会の中身のある連携を求めます

不登校をめぐる問題について、文科省は別に「不登校に関する調査研究協力者会議」を設けて、不登校全般の対策を審議していますが、同検討会議では、長期間の不登校に陥っている義務教育段階の児童生徒に対する、学校 …

なぜ学校の授業へのICT機器の導入がが進まないのか?現状に対する疑問点

特別支援が必要な子どもの場合、学校へのタブレットPCの導入、持ちこみを希望している保護者の方は多いと思います。 しかし、私たち自身がタブレットのメリットについてどの程度知っているでしょうか? 学校の教 …

教育の目的は自立、「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」

「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」(明治図書)を読みました。 教育の目的は「自立」「生きる力をつけること」っていわれますが、それをどこまで分かって教育に関わっているでしょうか? 「自立」 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク