社会問題

過熱する「夏休み前後の子どもの自殺」についてのメディア報道のもやもや感

投稿日:30/08/2018 更新日:

山下さんのこの記事、とても重要な視点です。
私も山下さんと同じような「もやもや感」を感じています。
年々過熱する「夏休み前後の子どもの自殺」についてのメディア報道。
しかし、時が過ぎるとブームのごとく忘れ去られていく。
個の想いの一部を切り取った内容がそのすべてではありません。
私たちはそれを知った上で報道内容を受け取る必要があります。十分注意する必要があります。報道では見えない部分の方が圧倒的に多いのです。
個の想いも状況も日々変わっていきます。
だからこそ、そのときそのときに応じた個に寄り添った息の長い取り組みが大切です。
「広く伝わったものは、忘れられやすくもある。なぜなら、多くの人は自分ごとではない問題に、そもそもそんなに深い関心は持っていないのだから。」

広さは、いわば手段としては、ときに必要なものだろう。しかし、まちがっても広さ自体に価値があるかのように勘ちがいをしてはいけないと思う。たとえば、人に関わる活動をしている人で、数を誇示する人を散見する。これまで◎人の子どもたちと関わっただとか何だとか……。しかし、多くの人と関わるほど、ひとりの人との関わりは浅くなってしまう。それに、その関わった相手の側からして、自分の行動がよかったかどうかなんて、わからないことだ。にもかかわらず、数を誇ることができるのは、どこか感度が鈍いからだと言いたくなる。善意の傲慢さのようなものが、そこにはある。あるいは、有名であることに価値があるというような、権威主義がある。だから、数を誇示する人を私は信頼できない。

うがった見方にすぎるかもしれないけれども、マイノリティの問題がマスメディアに取り上げられ、広く伝わるとき、こうしたもやもやは、かならず溜まっていくように思う。

そして、広く伝わったものは、忘れられやすくもある。なぜなら、多くの人は自分ごとではない問題に、そもそもそんなに深い関心は持っていないのだから。でも、もやもやは残り続ける。深い関心を抱く人たちのあいだに。広く伝えることは、ときに必要だけれども、そこに溜まるもやもやこそを大事にしなければならないと、私は思う。

blog 迷子のままに「あさい・ふかい・ひろい・せまい」

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-社会問題

執筆者:

関連記事

代替えテキスト

マイナンバー制度実は巨額利権だった!

マイナンバー制度にしても、なんちゃら法案にしても、まったく国民の意志と真逆の方向に突っ走っています。 制度や法案が「国民のため」というのは全くのウソで、一部のものたちの「利権のため」に作られています。 …

勇気、仲間、やさしさがあれば、誰でも「伊達直人」リアルヒーローになれる

漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗り、全国の児童養護施設などにランドセルなどを寄付する運動のきっかけを作った男性が、7日、都内で開かれたプロレスのイベントに参加して、支援活動にかける思い …

引きこもり当事者が見た精神医療の歪み

引きこもりを精神医療と結びつけることには甚だ疑問があります。 引きこもりは病気ではなく、病気にしたがっているのは本人ではなく、医者側。 病気にしないと社会的な支援が受けられないという現実がありますが、 …

格差社会は金持ちこそが滅びるって どういう意味?

ルディー和子さんは本の中で「富裕層の寿命が短くなる」と指摘。 なるほど、経済格差で寿命が短くなるのは貧乏人だけでなく富裕層も、というのは納得です。 お金は大事です。 でも、お金よりも大事なものがありま …

いじめ対策で中身のない表面だけの発表会やキャンペーンをやっても無駄

中身のない発表会やキャンペーンをいつまで続けるつもりなんでしょうか? アンケート、アンケートっていいながら、調査が終わったらすべて終わり。 関係者は釈明会見や謝罪会見をすればいいというくらいしか考えて …

スポンサーリンク

スポンサーリンク