教育

菊池桃子さん「将来に夢を抱く子どもたちに義務教育も担保できないのか」

投稿日:23/01/2016 更新日:

桃子さん、がんばってますね。

”将来に夢を抱く子どもたちに義務教育も担保できないのか。

それで本当に義務教育と呼べるのか。”

桃子さんは家の近くの特別支援学校から
「教科書相当の知識が身につくか約束できない」
「家庭教師をつけては」
と言われたそうです。

鳥取の親の会でも、発達障害のある年長の子どもさんのお母さんから、こんな話を聞きました。

校区内の小学校に相談に行ったが、「校長の理解が得られなくて4月に入学するのはとても不安がある」ということで、親の会でも相談されていました。

そこで、市内の小学校を一校一校訪問して、直接校長、教頭と子どもさんのことを相談されたそうです。

しかし、その対応は安心するどころかますます不安が膨らむ一方だったようでした。

「わが子を安心して通学させられる小学校は市内にあるのでしょうか?」
という心境だったのです。

昨年11月の段階で、市内の小学校の中から一校だけ理解が得られた学校にたどり着かれました。

このように、時間をかけて実際に学校訪問を繰り返し、ようやく安心して子どもさんを入学させられる学校を見つけられました。

しかし、お母さんは
「今は理解があるかもしれませんが、学校長の移動があると、その後学校の対応がどう変わるのか不安があります。」
とおっしゃっています。

現在も、鳥取県内の学校も発達障害など困り感のある子どもさんに対する理解も対応の仕方も大きな差があります。

今回のケースも当事者の保護者が自ら動いてようやく安心できそうな学校を見つけることができたということです。

しかし本来なら、市教委が窓口となって個々の子どもの実態に合った学校を紹介すべきことです。

というか、すべての学校で個の実態に応じた支援ができるようになっていなければなりません。

残念ながら、これが鳥取県での「公教育」の今の実態です。

県教委主催で「子どもの明日を語る会」が毎年行われていますが、そこでも保護者からの切実な訴えが毎回出されています。

しかし、実情はほとんど進展していないといってもいいです。

4月からは「障害者差別解消法」が施行され、社会参加を妨げている「社会的障壁」を除去するための「合理的配慮」に取組んでいくことが決まっています。

新入学を目の前にしたこの時期に、教育行政および学校現場でどのような準備が整えられているのか、多くの保護者は不安を抱えておられます。

桃子さんのように、当事者が声を上げていかない限り「合理的配慮」がされることはありません。

学校環境を変えていくためには、行政に任せるだけでなく、当事者や私たち保護者の行動いかんにかかっています。

すべての子どもたちに平等な教育環境を整え、安心して通うことのできる学校を作っていくのは私たち一人ひとりなのです。

桃子さん、これからも応援していきます。

菊池桃子さん、1億総活躍で注目 「多様性への理解を」
http://www.asahi.com/articles/ASHDV038HHDTUTIL06R.html

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

2019年4月に導入のデジタル教科書は自治体や保護者が費用を負担?

視覚障害や識字障害などで紙の教科書を使った学習が困難な児童生徒は、全ての教育課程でデジタル教科書を使用できるようになります。 しかし、「デジタル教科書を正式な教科書と位置付ける」ことになりましたが、併 …

読み書き計算が苦手な子どもに役立つ基本のアプリ10が分かりやすい

この平林ルミさんのサイト、とても分かりやすく整理して書いてあります。 あなたは何のために文字を書いていますか? 文字を書くことが目的ですか? 誰かに何かを伝えることが目的であって、書くことは「その手段 …

日本の学校教育は「前産業時代に特化した時代遅れの教育システム」である

文科省や教委は「すべての児童生徒が来れる学校作り」を掲げていますが、それは不可能に近いです。実行は無理です。 子どもが学校に合わせるのではなく、学校の方が子どもの実態に合わせるという考えでなければなり …

小学生がごんぎつねの気持ちを考える学習をする目的とは?

小学校の『ごんぎつね』学習指導案では、授業時間11時間のうち半分以上の6時間が、「いたずらをするごんの気持ちを読み取る」「ごんを撃った兵十とその時のごんの気持ちを読み取る」といった「気持ちの読み取り」 …

今年も12月1日に第2回子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどいを開催!

鳥取県の学校教育を私たちが変える! 鳥取県を子どもの学びのイノベーションを起こす発信基地にする! この鳥取県民のつどいは、そのための1ステップです。 今回は鳥取県教委と協力しながら進めていますが、県民 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク