教育

教科書や新聞記事レベルの文章をきちんと理解できない中高生が多くいる

投稿日:18/11/2017 更新日:

教科書や新聞記事レベルの文章をきちんと理解できない中高生が多くいることが、国立情報学研究所の調査で分かったといいます。

文章を読むことについて若者の声を聞いてみると、
「問題を考えるより文章を読むのが大変。文章が読めない」(18歳・女性/大学生)
「数学の授業で計算する時に、文章で手こずって何を聞かれているのか『ん?』ってなったことはある」(18歳・女性/アパレル業)
と、抵抗を感じたことがある声が聞かれる。

教科書や新聞が理解できない? 読解力の低い中高生が「多い」結果が判明 問題例3つ
教科書の作り方がおかしい、というか、そもそも教科書は子どもが興味をもつように作られていません。子どもたちの現状というか関心に合った歴史に興味を持つような構成になっていませんから、それを「理解させようとすること」に無理があります。

そもそも「中学の歴史の教科書を理解する」ってどういうことでしょう?
学習指導要領にはそうは書いてないです。
歴史的分野の目標は「教科書の理解する」のではありません。

「(1) 歴史的事象に対する関心を高め,我が国の歴史の大きな流れと各時代の特色を世界の歴史を背景に理解させ,それを通して我が国の文化と伝統の特色を広い視野に立って考えさせるとともに,我が国の歴史に対する愛情を深め,国民としての自覚を育てる。 」
評価規準の作成,評価方法の工夫改善のための参考資料(中学校)から抜粋

教科書をつくっている人たちは、その道の専門家といいますが、教科書を作る専門家」であって、「歴史を楽しく学ぶことができる専門家」ではありません。
教科書は国の検定を通らなければいけないので、これでもかという制限があります。その内容も扱う人物や出来事もページ数も縛りがあります。面白い構成を作ることもできるのですが、多くのハードルを超えなければ検定に合格できません。
だから、ちっとも面白くありません。
さらに、学校の授業では「覚えること」が目的になっているので興味がないことまで覚え込まないといけません。
そもそも教科書から勉強に入るから面白くないのです。教科書のページをめくっても何のワクワク感もドキドキ感も感じられません。教科書を見て「勉強してみたい!」って思っている子は何人いるでしょうか?初日に配られた一瞬は感じているかもしれませんが。
まさに「やらされている歴史学習」ですから、ちっとも面白くないです。
歴史の古い順から扱うのも面白くない理由のひとつでしょう。
歴史なんて、どの時代、どの人物から始めたっていいんです。

学校では「教科書で教える」「教科書を教える」ことが目的なので、教員の中にはただ教科書を読んで多少の解説をするだけの授業をしている者もいます。こんなのことなら誰でもできます。教員免許なんかもってなくてもできます。

だから、教科書を補助教材にして時々確認するような授業構成にしたほうが絶対面白いです。
「歴史ゲーム」もありますし、「漫画日本の歴史」なんかすごくいいです。
その中から「この人カッコいい、この人すごいなあ」「こんなこと、よくできたよなあ?」と感じたりそこから興味を持てば、自分で調べてみたいという気持ちになります。
漢字が読めないとか言葉の意味が分からないとかいうのは、「やらされている勉強」だからです。自分が「知りたい!」と思えば、漢字も意味も自分で納得できるまで調べます。読めなかった漢字も読めるようになります。別に学年順に漢字の勉強をする必要もありません。
教科書は付録として扱えばいいです。
興味を持てば、「ああ、あのことって、教科書のここに書いてあることなんだ!」というように、自分が気づいたことや調べたことを確認するのに使ったらいいです。そうすると、「教科書の次のページも読んでみようかなあ。」となることもあります。
だから、国語が先か社会が先かという問題でもないです。
受験勉強をする場合でも、興味・関心をもてるような仕掛け作りが必要です。

ちなみに、私が中学生のころは自分で調べてきたことを発表するという授業スタイルだったので、人とちがう切り口で発表することが楽しみでした。高校のテストは教科書もノートも持ちこみ可だったので、覚える必要は全くありませんでした。
なので、教科書に縛られなくても、「歴史的分野の目標」に到達できる授業構成をしたらいいです。
いろんな方法で学習ができますので、今の学校でもやろうと思えばできると思いますよ。

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

フリースクールがある自治体の5割超が公的な機関との連携はない

これまでは、学校とフリースクールは合い入れない関係にありましたが、子どもを中心に見ればそれは大人の立場上の都合でしかありません。 「子どもにとって大切なことは何か」という一点で考えれば自ずと答えは出て …

臆病な僕でも勇者になれた七つの教えはRPG冒険ファンタジーだ

『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』 いやあ、じつに面白かったです!! 次の展開がどうなるのか気になって一気に読みました。 本のタイトルを見ると「自己啓発本」のような感じですが、まるでRPGを見てい …

読むこと・書くことが苦手な子どものための指導と支援チャート

個別指導を進める前に、学ぶ意欲を損なわないように意識を高める事から開始することが重要です。 子どもの困難からチャートに沿って進むと、環境を調整する、支援の工夫、代替手段や補助など具体的な手立ての提案が …

不登校の子どもとその親、学校に伝えたいこと

早期の学校復帰を前提とした働きかけによって、子どもたちは追い詰められています。 親もますます追い込まれていきます。 しかし、学校復帰だけを前提とすること自体が間違いです。 人には人の数だけ生き方があり …

大山町の親の会「いちご一会」の講演のお知らせ

大山町にも不登校やひきこもりの親の会ができました。 大山町の親の会「いちご一会」の講演のお知らせです。 テーマ:『子どもの心のチャンネルに合わせる』 日時:12月3日(土)13:30~16:00 場所 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク