教育

「教育手法」ばかりを主張する日本の「公」教育の役割を考える

投稿日:12/02/2016 更新日:

日本では「教育手法」ばかり述べられるが、「階級社会」の事実が認識されていない。

「教育方法」に関する本は、これまで何度も何度も出版されてきた。

最近、子供3人を灘高から東大理Ⅲに合格“させた”母親の子育て本が話題になった。

本のとおりの子育てをしたって良い子供が育つわけではないと思いつつも、こういった本を手に取る人は多い。

その「成功の理由」が子供の置かれた環境などの社会的要因ではなく、教育によるものだと”信じられている”から、このようなな本が注目され、売れる。

イギリスでは、労働者「階級」と、中流「階級」、資本家「階級」の存在を、日常からも歴史からも感じることができる。

着ている服も違うし、話す言葉にも違いがある。

アメリカでは、人種によって明確に年収に差が出ている。

肌の色という明確な違いにより、「階級・階層」はより強く社会の認識を生む
日本ではイギリス、アメリカと同等かそれ以上に、親の経済力・学歴、出身地(都市のほうが有利)が子供の学歴に影響を与えている。

日本の受験で成功する者は「頭がよく、勤勉で優秀な人」と認識される。

この問題については、トップ大学に合格させる方法や主体的に物事を考えさせる方法の本を手に取って読んでも、解決しない。

各学校が目の前の生徒を前提に採る教育方針と国全体で行うべき適切な方針は決して同じではない。

何かにつけて「主体的に考える」という言葉を使い、「教育手法」ばかりを主張する日本の「公」教育の役割を、もう一度考えなければならない。

「日本は「格差社会」である前に「階級社会」だ」
http://toyokeizai.net/articles/-/103434

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

全国学力テストへの対応は今後もしっかり監視していきたい事例

全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われた「全国学力テスト」で小学6年生の国語が全国で最下位だった静岡県の川勝知事が成績が低かった学校の校長の名前を公表すべきだという考えを示した。 川勝知事は9日の …

鳥取市で「こどもを未来につなげる座談会」に参加

18日午後6時半から鳥取市で「こどもを未来につなげる座談会」に参加しました。 不登校や引きこもりの子どもたちを支援するNPO法人地域スポーツ推進協会のフリースクール「ちゃれすくーる」の間屋口貴仁施設長 …

「カンニングやっていない」と書き残し高1男子が飛び降り自殺

奈良県生駒市にある県立奈良北高校の敷地内で4日午前11時半ごろ、この学校に通う16歳の1年生の男子生徒が頭から血を流して倒れているのを学校の職員が発見した。 「カンニングやってない。」 という訴えを見 …

特別支援教育、学校での授業の何が一番問題なのか?

特別支援教育、学校での授業の何が一番問題なのか? これは支援が必要な子に限ったことではなく、すべての子どもにいえることです。 「教育的評価」とは、子ども自身が「できた!」「分かった!」「面白かった!」 …

「できないこと」を頑張らなくても自分の「好きなこと」を楽しんだらいい

「親と教師が才能の芽を摘む。 それで平均的な人間になるよう受験勉強させる。 いい大学に入ることには何の意味もない。 子供の教育に関しては、やりたいことを邪魔しないで放っておくのが一番。」 堀江貴文氏と …

スポンサーリンク

スポンサーリンク