教育

学校へ行くのも学校を休むのも子どもの権利です

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学校へ行くか行かないかは自分で決めたらいいにも書きましたが、「学校へ行く」のも「学校を休む」「学校へ行かないと決める」のも「子どもの権利」です。
「オレ学校やめる」という選択もアリです。

大切なことは、本人に行く理由があるかどうかなんです。
これを学校の教員は理解できません。
・学校が大好きだから行く
・先生が楽しいから行く
・友達に会いたいから行く
・学びたいことがある、資格が取りたい
・有名進学校から東大に行って官僚になる
・みんなが行くからまあ行くしかないか
・いやだけど、親が行けっていうからしかたなく行く
・途中で止めて働く、自分で仕事を作って始める
・行く理由がないから辞める
・学校以外の方が自分が発揮できるから行かない
・学校よりも楽しくて学べるところがあるからそっちへ行く
・家で好きなことをして過ごしたい
・興味のあること、なりたい自分になるために誰かの弟子になる
など、生き方は無限にあります。

学校が「正しい」ものでも絶対に行かなければならないところでもありません。
「上」から言われたことを何の疑問を持たないで従うことほど怖いことはありません。
子どもには、学校へ行く・行かないを自身で決める権利があります。
それは、親や学校が決めることではなく、子ども本人が決めることです。
「義務教育」とは、国や保護者が、すべての子どもに「教育を受けられるようにする」義務です。
子どもが学校に行くこと、行かせることが義務教育ではありません。
「普通教育」を受けさせる義務を果たすことは学校へ行かせることではなく、多様な学びの場を作っていくことです。
まずは、このことを全ての人が知るべきです。そして、「大人の責任」として何をすればいいのか考え実行していく必要があります。

不登校対策やひここもり支援にしても本質の理解が欠けている

子どもが「学校へ行きたくない」といったときに親や学校のできることは、不登校の初期対応は安心して休める環境作りからです。

子どものことは子ども自身が決めていい

すべての子どもたちが自分に合った生き方を選ぶ権利を持っています。
学校へ行く、行かない、 家で過ごす、学校以外の場所、フリースクールやフリースペースに通うなど、すべての子どもたちにいろいろな過ごし方、学び方、生き方があって、選択肢もたくさんあるのです。

日々の生活や学校生活では、子どもはいろいろなことを訴えてきます。
自分のやりたいこと、親や学校へ訴えたいこと、要望や要求などのの意思表示、意見表明。

親や学校は子どもたちの「声」をどのように受け止めているでしょうか?
私は、その多くは親や学校の「都合」や「世間体」による評価を優先して、子どもの声を無視していることが多いと感じています。
大人は大人の側の理由を押し付けて「なんとかさせよう」という対応をしている場合が多いです。
子どもたちの意見表明を「わがままととらえるか?正当な要求ととらえるか?」ということから見直したり受け止め方を変えたりすることから始める必要があると思っています。

子どもの権利を保証するとは?

子どもの権利条約を社会や学校に根付かせるには課題は多いです。
その課題の中でも最も大きな壁が、上から目線で子どもを見ている「大人の意識」です。
大人が子どもを支配する仕組みを変えていかない限り、子どもの権利を保証することはできません。

そこで、まず親、教員、地域の大人がそのような子供観を転換していく必要があります
これは子どもの課題ではなく、もちろん大人の課題です。
特に学校現場で行われている指示、命令、しつけという名のもとに行われる体罰・管理教育。
このような環境のもとでは子どもの権利を保証することは不可能です。
子どもには、「学び・育ちのあり方を選ぶ権利」「ありのままに生きる権利」があります。
それをはじめから否定するような大人の在り方を変えていく必要があるのです。

不登校の子どもの権利宣言

「不登校の子どもの権利宣言」は、フリースクールに通うメンバーが「子どもの権利条約」を学ぶ中で、不登校を経験した私たちからも思いを発信したいと、“子どもの権利”と“不登校”をテーマに話し合って、2009年8月に採択されました。

不登校の子どもの権利宣言

不登校の子どもの権利宣言(PDF)

1989年に国連総会で採択された子どもの権利条約は、すべての子どもに人権を保障する法的拘束力を持った初めての国際条約となりました。
この条約の内容さえも知らない大人が多く存在していますし、子ども自身も知らない子が多いです。
子どもの権利は、この20年間に大きな進展を遂げてきましたが、まだまだ多くの課題が残されています。

子どもの権利条約(ユニセフ)

「児童の権利に関する条約」全文

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