教育

不登校の理由は子どもの数だけ理由があるのだからまずは寄り添うこと

投稿日:08/11/2016 更新日:

毎日新聞の朝刊のコラムを執筆された小国綾子さんの投稿です。
前にも書きましたが、子ども本人と学校の回答で大きな違いが出たのは不登校の理由。
「教職員との関係」を挙げたのは、学校回答の調査ではわずか1.6%なのに本人回答では26.2%。
この差が不登校の理解が十分でないことを象徴しています。

「問題行動調査」の不登校の理由を答えているのは学校側で、当事者である子どもたちの思いが反映されていません。

問題行動調査のうち、不登校の要因について

本人に聞いても「直接の理由は分からない」という子が多いと思います。
なので、話を聴いてあげられる相手になることが大事だと思いますね。

調査結果や情報の発表の仕方や報道発表も多い順にまとめたがるのもどうかと思いますね。大切なことはその中身ですから。
理由をひとくくりにまとめて一般的な対策を講じるのもひとつの方法だとは思いますが、子どもの数だけ理由があるのですから、一人ひとりに丁寧な対応をする必要があります。
本人も分からなし、きちんと言語化して伝えられない場合もありますし、あとで振り返ったときに「そういえば、あれだったかも?」というケースも多いのではないでしょうか。

子どもに寄り添うことが一番大切です

寄り添うとは、なんでも許すことではなく、子どものペースに合わせていっしょに歩むことです。
原因を突き詰めて問うことも、子どものためではなく自分を納得させるためということもありますので、聞き方にも注意が必要です。
学校や親がさせたいために子どもを追い込むことが一番いけません。
ゆっくり休ませてあげることも、寄り添うことのひとつです。

発信箱不登校のわけ=小国綾子

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

「リフレクション」で最も大切なのが「常識を疑う」こと

近年、リフレクション力、つまり内省力が非常に重要視されています。なぜなら、これからの社会では用意された答えを見つけるのではなく、自分なりの答えを導き出す必要があるから。 失敗も成功も自分やチームの糧に …

「不登校児」がいるのではなく本人に合った環境がないだけ

不登校対策として、県も公的な相談機関を設けてはいます。 しかし、それらがどれだけ機能しているかは疑問です。 「本当の解決」のためになっているかといえば、現状ではそうではありません。 学校や相談室などの …

成果主義に基づいた誤った価値観を改善する方法

教室掲示って何のために貼っているのか? 「みんなちがってみんないい」 「ひとりはみんなのために みんなはひとりのために」 「友だちを大切にしよう」 教室の前でよく見る貼りものです。 これって、何のため …

不登校対策やひここもり支援にしても本質の理解が欠けている

世間から「学校を休んだり、逃げたり、撤退するということへの否定的なまなざし」が強いのは確かです。 学校に行く行かないの自由は認められたとしても、現在不登校をしている子どもたちが「学校に行かなくても、何 …

ドリル学習の繰り返しはますます勉強嫌いの子どもを生むだけ

小学校で嫌いな教科のトップは・・・ 実は、算数を嫌いになる女の子は意外に多いのです。 女子は理系が苦手というイメージも強いと思います。 「小学生白書Web版」の統計でも、そういう傾向が見られます。 前 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク