教育

このたびの休校は学校改革の元年にする大きなチャンス!

投稿日:02/03/2020 更新日:

学校とは子どもにとっても親にとっても「そこに在籍する」こと「所属している」ことが意味のある場所だった。
そこでの「学び」はなくても、「ただそこに居る」ことに価値が求められてきた。
そこで「何を学ぶか」が重要ではなく、「どの学校に行くのか」に重きが置かれていたのだ。
だから、そこに「所属」さえしていれば、自動的に卒業認定を受けることができる一方で教員は平気で児童生徒を「落ちこぼし」てきた。
学びのないまま数年間を過ごしてきたのが日本の学校教育であったといってもいい。
いかに親や学校が子どもの考える力を奪っているか休校騒ぎで明らかになったにも書きましたが、それによって子どもたちは自信を失い自己肯定感を下げられてきた。その結果、さまざまな問題を生んでいる。

それがこの度の一斉休校によって「所属している」ことの意味がなくなった。
「学校に行くこと」が目的もゴールでもなくなったのだ。
大切なことは「所属している」ことではなく「学びの保障」であると再認識されるようになったのだ。
「学び本来」の目的に転換するチャンスが来たといえる。
「 一斉授業ではコマンダー(教員)が逐次先導しないと授業成立しないが、学習者中心のICT文具的活用は、学習者に委ねる部分が大きい分、時や場所の制限を解いても学習成立する。」
という、まさに「学びの社会化」なのだ。

今こそこのたびの休校を学校改革の元年にする大きなチャンスです!
これまで学びではなく「学校に行くこと」が目的でありゴールだったことから「学び本来」の目的に転換するチャンスが来たと思います。
「登校不可状況で学びの保障」をすることができれば「不登校」という概念は消え去ります。学校に行く行かないは関係なくなるのです。
このようなシステムが定着していけば、学力保障と人間関係作りという課題が同時に解決できます。
すでに、期間限定ではあっても今日から「学校には無理して行かなくていい」「個に応じた在宅学習」が国から認められています。
「学校に行かないことは問題ではない」のであり「学校以外の居場所の重要性」をいわれています。それを具体的な形にしていくことが可能になります。
重要なことは、どこに行くかではなく、何をどうやって学ぶかです。

加えて教員の働き方改革にもつながる一石三鳥にも四鳥にもなる可能性があります。
この1ヶ月間のトライアルがスタンダードな学びになる期待は大きいです。
今こそ「不登校」を解決する大きなチャンスの時が来たといえます!

GIGAスクールで「モデル校」を名乗った学校は、新型コロナウイルス対策の業務持続ノウハウを提供すべきと書きましたが、デジタルシフトが完了した学校ならは、登校不可でも代替手段(プランB)は問題なく提供出来るはずでしょう。N高のように。

一斉授業ではコマンダー(教員)が逐次先導しないと授業成立しないのですが、学習者中心のICT文具的活用は、学習者に委ねる部分が大きい分、時や場所の制限を解いても学習成立する、ということが分かります。

使えるはずの情報環境に、フィルタリングや禁止事項で使えなくしている教委や学校が多い、という現状を省みるにも良い機会だと思います。

学習手段の冗長化

そして、学校以外の居場所、多様な学びの重要性を見直す動きが各地で発生している。「休校中も学べる」ネット無料教材が続々登場している。
ここ数日でいろいろな人や団体がさまざまな学びを提供している。明日以降もまだまだいろいろな形で学びの提供が続いていくことだろう。
そして、最も重要なことはそれを「強制しない」ということ、学び方の選択権は子ども自身にあるということだ。
これまでの「与えられ、決められ、強制され、義務づけられ」てきたことが、子どもの「やりたい!」「学びたい!」から始まるということだ。
それに気づいた学校現場でもここ数日でいろいろな動きが出てきている。これまでは学校内部のことを外に出すことはほとんどなかったが、個々の意欲的な教員は学校という組織を飛び超えて自ら
発信している。「自分の学校ではこれをやりたい。そのためにこんなことに取り組んでいる。」と、これまでになかったことが始まっているのである。

また、急な出来事であったということもあるが、これまでいかに学校に重きを置きすぎていたか、国民の多くが学校依存体質であったのか否応なしに気づかされているといってよい。
学校の教員の背負うものがいかに重く多すぎたか、今回そのことに初めて気づいたという人も少なくないであろう。
それによって、これまでの学校依存体質にも変化が表れてくることが期待される。
今回は「感染拡大防止」という目的が強いため、閉館している場もあるにはあるが、子どもの学びの場、居場所が広がっていくに違いない。

今こそ学校改革の元年にする大きなチャンスなのです!

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