社会問題

ひきこもり対策で最も欠けているのが「本人不在」の対応、メディアの害も問題

投稿日:09/04/2019 更新日:

この記事、調査結果や資料を基にして分かりやすく解説してあります。
大事な問題点はここ

・「ひきこもり支援の出口」がほぼ「就労・就学」に限定されている。
・多くの自治体では、ひきこもり支援の利用に年齢制限を設けている。
・ひきこもりの人は社会から「働かざる者食うべからず」「いい年して、自己責任でしょ」と言われ続けるようなもの。
・これらはひきこもりを最も苦しめてきた声の1つ。その声が存在し続けることが。あってはならない。
・この内閣府調査をもって、「調査結果出ました!ひきこもりの一大ニュースが片付きました!はい終わり!」としてはならない。

ひきこまらざるを得なくなってしまったことを「自己責任」で片付けてはならない。
「この国は誰もがひきこもりになってしまう社会システムを作ってしまったことが問題である」という認識が重要です。
そのために最も大切なことが本人の思いを聴くことです。しかし、現在最も欠けているのが「本人不在」の対応です。これは不登校対策でも同じことがいえます。子ども本人の思いを無視した学校システムが問題なのです。
新しい議員にはその自覚を持ってシステムの改善に当たってもらいたいものです。

「中高年ひきこもりについての内閣府調査」に対する、一当事者の一意見。「『中高年ひきこもりは61万人』に騙されるな」

これもまたメディア編集者がマイナスイメージを作り上げている典型的な事例です。
「ひきこもりは必ずしも「社会に復帰」しなければならないわけではなく、ひきこもり自体が一つの生き方であり、社会参加の形態たりえると思います。」に激しく同感します。
社会参加の形もいろいろあります。大切なことは、一般化してそれを評価するのではなく、本人にとってどうなのかです。本人の思いや考えを聴くことなしに勝手な報道は止めてもらいたい。
「ひきこもりはダメ」だとか「ひきこもりがいい」と決めつけるのではなく、今の状態を100%認めること。ひきこもりは環境との関係、人間関係でどう折り合っていくかが大事。
だから、ひきこもりでいいみたい。

やっぱり今日もひきこもる私(96)昨日、フジテレビで放送されました。しかし…

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-社会問題

執筆者:

関連記事

原発事故の完全解決と被災地の復興とは何か?

東京地検は9月9日、東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発された当時の東電幹部や菅直人元首相など政府関係者ら計42人について全員を不起訴とした。 事故を検証した国会事故調 …

2学期の始業式前後に自殺する子どもたちの “SOS” を見逃さないで

学校の再開をどうする、9月入学まで言い出す人たちまで出てきました。 大人たちは9月1日がどんな日か知っていますか? 9月1日は楽しい学校の始まりになっていると思いますか? 9月1日に、日本の学校で何が …

いじめに関する教員対象アンケート報告結果

いじめに関する全国15都道府県30の小・中・高校生を対象に調査を実施し統計を取った資料、学校事件事故の調査・検証委員会についてや教員向けアンケートも見られます。 以下、教員対象アンケート報告から一部抜 …

相模原市の児童相談所 少女8人の所持品検査は「無神経な指示」では済まない

相模原市は14日、市児童相談所(児相)で8月、女性職員が一時保護していた少女8人を全裸にして所持品検査を行っていたと発表した。記者会見で「人権侵害で遺憾」と謝罪した。 『児童相談所の幹部の指示を受け、 …

「発達障害支援法」改正、障害は個人の問題ではなく社会の問題へ

法律はできました。 しかし、法律ができただけでは、実行力が伴わなければ何も変わりません。 4月に施行された障害者差別解消法や障害者雇用政策に伴う合理的配慮も同様です。 私たちにできる最初の一歩は、まず …

スポンサーリンク

スポンサーリンク