教育

学校での学習評価は限られた方法と「ものさし」で測定した値に過ぎない

投稿日:02/06/2017 更新日:

学習障害のある子は勉強ができないわけではありません。
怠けているのでも努力が足りないわけでもなく、彼らは懸命になって「勉強したい、できるようになりたい!」と頑張っています。
学習障害のある子は同じ教科書や問題を見ても、友達や親、教員と同じように見えているとは限りません。
見え方が違うために、読みたくても読めなくて困っているんです。
読み書きや算数の学習に困難のある子どもがどのように見えて、だから何に困っているのかが分かれば、個に応じた声掛けの仕方も変わり、課題の提示方法、学習の進め方も工夫できます。
漢字練習を何回も何回もやらせたり、何十問もある算数プリントを一度にやらせることがいかに大変なことが分かります。
私はメガネがないと生活ができませんが、「メガネなしで頑張って車を運転しなさい!頑張れば前が見えるから」と言われても怖くて運転はできません。
読字や書字、算数に困難のある子に「がんばればできる!」「何度もやったらできる!」といってもできるようにはなりませんが、その子に合った学習方法であれば、すべての子が意欲的に学習することができるようになります。
こちらで学習障害、読字障害があると文字や絵図などを見るとどう見えるか、実際の見え方が分かります。

学校での学習評価は限られた方法と「ものさし」で測定した値に過ぎません。
子ども個々のもっている素晴らしい才能を見ることができていないんです。
インプットとアウトプットのしかたを工夫するだけで、学習障害の子どもたちも能力を発揮することができます。
これも「環境調整」のひとつです。

2年生でかけ算九九を覚えるために、子どもを職員室に呼んで唱えさせていた教員がいました。
しかも、すべての児童に同じようにやっています。
そして、職員室にいる教員たちが、「○○ちゃん、よく言えたねえ。」と拍手。
子どもの気持ちがまったく理解できていないひとつの事例です。
子どもが勉強できないのではなく、教員ができないような勉強しかさせていないのです。
子どもの問題ではなく、教え方の問題です。

これを見たら、みんなが同じことを同じようにすることがいかに無理をさせているかが分かります。
以下、学習障害による困難さを疑似体験できるサイトをまとめました。
これらの動画は、学校の保護者会や授業などでも使えますよ。

学習障害による困難さを疑似体験することができます

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

鳥取県内の不登校やひきこもりの親の会へどうぞ

鳥取県内にも鳥取、倉吉、琴浦、米子と各地に親の会があります。 私もどれにも参加させていただいていますが、みなさんが本音で語り合う中でホッとした時間を共有しています。 親の会は、不登校を体験した当事者や …

日本人が抱える「英語トラウマ」の取り除き方

グローバルビジネスの世界で、日本人は「英語が苦手」なばかりに取り残されてしまっている――そう警鐘を鳴らすのは、外資系企業で長く働いてきた新条正恵さんだ。8カ国語をマスターした彼女に、日本人が抱える「英 …

倉吉こども未来フォーラム「いじめを許さない」とはどういう意味?

昨日は、倉吉未来中心で「いじめに関するフォーラム」に参加しました。 会場についた途端、とても残念なことがありました。 会場に入りきれない人たちがロビーに80人くらい溢れていました。 会場の様子は小さな …

学校現場での理解に苦しむことを挙げればきりがない

子どもを職員室まで来させて、「はい、六の段言って」と、他の職員の前で大きな声で唱えさせる。 給食を食べきれなかった子どもを掃除時間やすっかり冷たくなったのを放課後まで残して食べさせる。 「もうやらない …

12月23日に不登校経験者によるによる「不登校を話そう!おはなし会」と「トトロの会」同時開催

12月23日(日)は13時30分から若者3人の主催による「不登校を話そう!おはなし会」、14時から倉吉トトロの会が同じ場所で行われます。 この若者3人は12月1日に県民のつどいでパネリストとして発表し …

スポンサーリンク

スポンサーリンク