教育

学校支援ボランティアという取り組みをしているのをご存知ですか?

投稿日:13/11/2017 更新日:

鳥取県教委が「学校支援ボランティアの募集」という取り組みをしているのをご存知ですか?

「地域の学校のために何かしたい」という人もいると思います。
しかし、自分の方から声を出して学校に行くというのはなかなかできませんよね。
子どもの学校の参観日や行事は見に行くけど、普段何もないのに学校には入りにくいという方が多いと思います。
「何かやらかしたときに職員室や校長室に呼ばれる」という子どものころのイメージが強いためかもしれませんが?
私も学校を離れてから「学校って近づきにくい、入りにくいところだなあ」って感じています。
自分の子どもが在籍して居ればそれでも入りやすいのですが、ただのおっさんが入るのはやはり敷居が高いです。

この取り組み、実際には県内各地のいろいろな学校で取り組まれています。
実は私も地域のおっさんとして参加しています。
教員として学校にいたときは見えなかったこと気づかなかったこともあり、「学校って結構面白いかも」って思ったりしています。
こういうところから学校と地域のおっさんやおばさんがつながっていくことができたら、学校ももっと楽しい場所になるんじゃないかと思って子どもたちと遊んだり掃除をいっしょにしたりしています。
子どもたちと関わるだけでなく、いろんなメリットがあります。
(これは、実際にやってみたら分かります。思わぬ効果もあったりしますよ。)

学校だけが全てじゃないし、学校に行かない選択肢だってありますが、なんだかんだいっても、やっぱり学校って大切な場所なんです。その中身を作っていくのも教員に丸投げするんじゃなくて、私たち地域の大人たちが参加していけば、楽しい学校に変えていくこともできると思います。
でもすでに学校だけでは限界に来ていて、現状として先生方だけで子どもを観るのはかなり大変なんです。私が教員をしていたころ以上に猛烈にやることが増え、とても窮屈になっていると感じています。
先生方もかなり無理をして頑張っているのが今の学校です。

たいしたことはできませんが、ちょっとの時間でも大人の目があると子どもたちも安心できるし、先生方も少しは休憩する時間も作れます。(教員にも勤務時間内に休憩時間や休息時間があるのですが、子どもたちをほっといて休憩することは事実上不可能です。)
やってみようかな?と思われたらお近くの学校に問い合わせてみてください。
って、これがなかなかできないんですけど、問い合わせは公民館や児童センター、児童生徒のいる近所の人に聞いてみてもいいと思います。
学校によっては回覧板などでも連絡があるところもあります。
30分でも1時間でも、行事の時の手伝いでも、できる人ができることからで大丈夫ですから、一度学校に行ってみてはどうでしょうか。
前から「地域の子どもは地域で育てよう」といっているんですから、教育委員会や学校からもこのような発信をもっとやったらいいと思います。

学校支援ボランティアで子どもの教育に関わってみませんか

ホントに子どもが真ん中にいる取り組みになっていますか

学校とPTA、地域との連携って昔からいわれていて、地域ごとになんちゃら協議会も作られています。
しかし、それが本当に機能しているかというとどうでしょうか?
「よくは知らないけど、誰かが何かやってるみたい」という人が多いんじゃないかと思います。
協議会を作って代表者が集まってときどき子どもの問題について話し合う、モデル事業を行って事例集なども作っている。
でもこれって、ホントに子どもが真ん中にいるでしょうか?
私はず~とそう思っていました。

会議のための話し合いに終わったり、事例集を作るための事業になっていないでしょうか。
地域にはいろいろな教育に関する専門家もいるのですが、ちょっと学校に行って様子を見て校長室でお茶を飲んで帰る、でもやらないよりはいいんですが、もっと子どもたちの現実、学校の現実を観る必要があると思います。
そのうえで、自分のできることを学校との関わりの中でやっていくことが大事なのではないかと思います。
学校の実態、子どもたちの状況を直接自分自身で見て、それならどうするという具体的な行動が必要だと思います。
今学校はどんなことに困っているのか、子どもたちの課題は何かをしっかり見聞きして、その解決に向けて私たち一人ひとりができることをしていくことが大事です。
できることといっても、ちっちゃなことでいいんです。
ちょっと学校に立ち寄って校庭で遊んでいる様子を見るだけでもいいです。子どもたちのことをおっさんやおばさんが気にかけているのでいいんです。そして、気づいたことがあれば先生方に話をする。そんなおせっかいが必要なんです。
そうしたら、学校も隠すことなくおっさんやおばさんに助けを求められるし、多くの大人の目で子どもたちを見守ることができます。
子どもが学校を卒業したら終わりではなく、近所の子どもたちも見守っていく、そんな関係を作っていきたいです。
これは学校だけでなく、地域活動、自治会活動も共通していえることですが、やっぱり無関心というのが一番いけません。
ほんのちょっとでもいいから気にかける、関心を持つことからはじめる必要があるのではないでしょうか。
と、こんな思いもあって「おせっかいおじさん」として学校支援ボランティアを楽しんでいます。

学校支援ボランティアの募集については教育だより「とっとり夢ひろば!」平成29年7月号に載っています。
みんなでこの取り組みをもっと発信していきましょう。
子どもたちを見守っていくためにみんなが学校の中に入っていきましょう。

「とっとり夢ひろば!」平成29年7月号

「とっとり夢ひろば!」平成29年7月号(PDF)

残念なことに県のホームページで「学校支援ボランティア」のページがリンク切れになっていました。

鳥取教育委員会小中学校課学校支援ボランティア

学校支援ボランティアとは(PDF)

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-教育

執筆者:

関連記事

教室の中にIT機器を持ち込むだけで、どんな子どもも自分の能力を発揮できる

「松谷くんの学習障害はiPadを使うことで障害ではなくなります」にも書きましたが、自分にあわない勉強方法のせいで「自分には価値がない」と思って不登校になってしまった松谷くん。 学習障がいのある彼は、字 …

「コロナ休み」は欠席にならないが、「いじめ」や「教員の指導」が怖くて休む場合は欠席

文部科学省は、保護者から「感染が不安で休ませたい」と相談された場合、合理的な理由があれば「欠席扱いにしない」ことを可能とするとした。 しかし、これも設置者や校長の判断によって異なる。 「いじめ」や「教 …

大学入試センター試験は「発達障害特別措置」で受験できます

大学入試センター試験は「発達障害特別措置」で受験することができます。 その際、「個別の指導計画」や「個別の教育支援計画」を作成したかも記入する必要があります。 さらに、高校で作った個別の教育支援計画は …

フリースクールでもフリースペースでもないフリーエデュケーションのすすめ

「不登校」という言葉が一般的に使われていますが、これは学校に行かない子どもを否定する差別用語です。 それならまだ「登校拒否」の方がましです。 「不登校は問題行動ではない」と言われるようになりました。 …

階級組織の世界だけしか知らない教員に限界アリ

学校教育の中だけで評価され、階級組織の世界だけしか知らない教員が対応できる範囲は本当に狭いです。 評価の観点も限定され、きまりを守ることだけが目的でがんじがらめですから、その尺度から外れる子どもがおお …

スポンサーリンク

スポンサーリンク