暮らし

「みんな違っていい」といいながら「普通」に支配されて自分を生きていない

投稿日:11/10/2017 更新日:


世の中に排除するシステムが拡大していく理由。
そのひとつが今、「社会の刑務所化」が急速に進んでいるためです。学校も刑務所と似たような場所になりつつあります。
「理不尽な校則の強要」「みんな同じにしなければならない」という「同調圧力」、そしてそれを監視し合う人間関係。そのような環境の中からは信頼関係は作れません。お互いがお互いを監視する。しかもそのルールは理不尽なことばかり。

「黙」の強制と学校、社会の「刑務所化」

だからいじめが起こります。しかし、いじめはなかったこととして隠蔽されます。
それは、「みんな同じにしなければならない」空気の中にあります。

どうしても義務と服従が好きな大人たち

五味太郎さんが「大人問題」 (講談社)の中でこういっています。

この世からもし「いじめ」というものをなくしたいと思うのなら、まず今の学校システムをなくせばいいと思っています。
つまり、学校にいじめがあるのではなくて、「学校という構造」がそもそもいじめなのだと思います。
よく子どもの専門家みたいな人が学校と個のバランスについてなどと議論していますが、はじめから学校に「個」なんてないのです。
組織が力を持つために個を強くする、そのためのトレーニングの場というところなわけです。

「ガキたち、これはチャンスだぞ」初等教育って「大きなお世話」

ほんと、初等教育って「大きなお世話」なんです。
「学校という構造」がそもそもいじめなんです。
勉強したい、友達と遊びたい、音楽やスポーツを楽しみたいという子はいっても、学校そのものに行きたい子はまずいない。まったくその通りだと思います。
子どもが勉強しようと思えば、いつでもどこでも勉強できます。自分で課題を見つけて解決していく力があれば、学校へ行かなくても学ぶことはできます。それを見つけ、解決していくことこそが学びだと思います。

みんな違ってみんないいはずなのに、現実は誰が決めたのかわからない「普通」に縛られて生きている。「普通」から一歩外れたら社会からは偏見の目、「普通じゃなきゃダメ」という社会的重圧、社会的脅迫の中で怯えながら生きている。
たった一本の決められた道をたったひとつのものさしで評価され、そこから外れると「普通じゃない」と非難される。
こんな社会が生きづらいのは当たり前です。

「普通」とか「標準」とか「基準」とか、誰かが勝手に作った人と人を比較して優劣をつけるものさしなんかに振り回されないで、もっと自由にやりたいことをして生きたらいい。
自分のものさしは自分で作って自分で決めたらいいんです。
世の中にはそんな輝いて生きている人がたくさんいるのだから。

人はみな産まれた瞬間から、いや産まれるまえからあらゆる場面、あらゆる時に他人と比較されながら生かされています。だから自分自身も「普通」というものさしで無意識のうちに他人と比べるようになっていきます。
それは自分が他人より優れているか劣っているか比べるためです。
他人との比較によって優越感や安心感を得たいからです。
他人との比較によって得られる優越感や安心感は他者を差別し、排除することにつながっていきます。
世の中に上下関係を増大させていきます。世の中に排除するシステムを拡大していきます。
「普通」以上であることで安心し、他者を排除し、「普通」以下だと劣等感を感じ、嫉妬心が生まれます。
このようにして人は自尊心をどんどん失っていきます。
みんな違っていいといいながら、多くの人たちがこの「普通」に支配されて、自分を生きていません。
自分を生きるためには、自分だけのものさしを持つ必要があります。
それは「普通じゃない」ものさしでなければいけません。

一人ひとりの「ものさし」を作ればそれは「障害」ではなくなる

学校での学習評価は限られた方法と「ものさし」で測定した値に過ぎないのです。
学校での学習評価は限られた方法と「ものさし」で測定した値に過ぎません。
子ども個々のもっている素晴らしい才能を見ることができていないんです。
インプットとアウトプットのしかたを工夫するだけで、学習障害の子どもたちも能力を発揮することができます。

学習障害は学習の仕方や評価のものさしを工夫することで「障害」ではなくなる。
みんなが同じ方法や評価基準で測定しているために「障害」と見られています。
その多くは才能あふれた人なのに、文字や音声などの限られた伝達ツールしか使えないために「学習障害」と判定されているだけなんです。
だから、「その子に合った学習時間」「その子に合った学習内容」「その子に合った学習方法」「その子に合った学習道具」「その子に合った評価」をしたら、それは障害ではなくなります。

親や学校からの一方的な評価によって自己肯定感を下げ、自分がダメな人間だと思い込み、自信を失っている子どもたちもいます。自分を計る「ものさし」に気づくことで自己肯定感を高められる。
大切なことは、大人の一方的な価値観で決めつけるのではなく、ともに考えて「できることをする」ことです。
なによりも、自分自身が「やってて楽しい!」と感じることが大事なんです。

みんなと同じにしようとするから悩むんです。他人に合わせようとするから無理が生じるんです。「みんな」とか「普通」とかいう基準を作るから排除や差別が生まれます。だから、自分のものさしで生きたらいいんです。

あなたは、自分だけのものさしを持っていますか?

世間一般の「普通」が人生を生きにくいものにしていないか
「空白期間があったらダメ」「通勤は満員電車」という風潮にウンザリ

スポンサーリンク

スポンサーリンク



スポンサーリンク

スポンサーリンク



-暮らし

執筆者:

関連記事

いわた書店一万円選書 答えは自分の中にある

昨日テレビで一万円選書のことを取り上げていました。 「一万円選書」というのは、北海道砂川にある小さな書店「いわた書店」が行っている面白いサービスです。 最近読んだ本や職業・好みのジャンルはもちろん、家 …

頼れる大人がいない時どうする? 「生きる冒険地図」出版

頼れる大人がいない時どうする? 「生きる冒険地図」が出版されました。 家にご飯がない時、家族間で暴力が振るわれている時、学校で必要な物を用意できない時は、どうすればいいのか――。親が精神疾患を抱えてい …

あなたは何故、何のために、今の仕事をしていますか?

今日のセミナーでこんな話を聞いてきました。 「あなたは何故、何のために、今の仕事をしていますか?」 「働く人にある3つのステージとは?」 あなたは何故、何のために、今の仕事をしていますか? お金のため …

平成27年度の倉吉市補正予算って配分が悪すぎる

昨晩は、倉吉の未来をよくする有志の集まり「若者会」で盛り上がりました。 倉吉市民は知っていますか? 石破くんからの「宿題」を作るために800万円も使っていることを。 外部に依頼したアンケートの分析を任 …

発達障害は「得意と苦手との差、凸凹が大きい」という表現が正確です

このサイト、とても分かりやすくて勉強になります。 発達障害は「障害」というよりも、「得意と苦手との差、凸凹が大きい」という方が正確な表現です。 どうしたら生活しやすくなるの? 発達の凸凹は人それぞれな …

スポンサーリンク

スポンサーリンク