教育

道徳科導入と教員の評価についての問題点がありすぎる

投稿日:11/04/2018 更新日:

小学校では今年度から「道徳科」が始まりました。
・教育の最低基準が行き過ぎると、教育の画一化を招いたり、ときの政治権力の考えに沿って学校教育が行われたりするようになってしまう。
・道徳は個人の価値観や生き方に直結するものだから、教科として教えたり生徒を評価したりすることは適切ではない。
・「基本的人権の保障」や「平和主義」について学習する機会を奪ってはならない。
・何を学び、何を考えるかの指導を名目に、生徒に特定の価値観や生き方が押し付けられることがあってはならない。

政府はいま、日本国憲法改正を準備しています。それに賛成するにせよ、反対するにせよ、今こそ日本国憲法について学習することが必要です。高等学校において「基本的人権の保障」や「平和主義」について学習する機会を奪ってはならないと思います。 

第二に、文部科学省は、「何を知っているか」ではなく、「何のために学ぶのか」こそ重要だという考えに立って、知識・技能、思考力・判断力・表現力等、そして学びに向かう力や人間性など、これらを総合的に育んでいく必要があるとしています。

「新高校学習指導要領の問題点」(視点・論点)

教科書の内容もそうですが、「道徳の教科化そのもの」が『不当な支配』に当たります。
同じ教材で同じ教え方、さらに道徳的価値観を担任が評価する。
不安もありますが、このようなやり方には無理があります。
朝ドラ「半分、青い」でも価値観を押し付ける道徳の時間のシーンがありましたが、すずめちゃんが先生に対して自分の考えを伝えていました。
こんな子を育てるのが大事です。

前川氏は2月発売の共著「子どもの人権をまもるために」で安倍晋三政権下での道徳の教科化を論じ、学習指導要領と教科書を「国を愛する態度などの徳目を徹底しようとする政治意思を反映したもの」などと自説を展開。「教育出版の教科書の異様さだけは群を抜いている」と名指しした上で、あいさつ記述を「悪しき正解主義の中でも最悪の部類」と酷評している。

前文科次官の前川氏、特定教科書を批判 「異様」「最悪の部類」

4月から小学校で道徳が教科化された。これまで「教科外の活動」として成績評価の対象外だったが、2015年に文部科学省は学校教育法の施行規則を改正し、道徳を「特別の教科」に格上げした。だが、道徳教育で「子どもの個性や多様な意見を潰しかねない」と現場は混乱している。
「私たち教員は日ごろの係や委員会活動、行事などを通じて、通知表の総合所見欄で子どもたちを評価してきました。そのうえ、子どもの『道徳心』をどう評価したらいいのか、相当悩みました。小中学校の多くの教員が多忙で連日、過密勤務状態です。いきおい、評価の文例などマニュアル化を望んでいる先生方も増えています。子どもの内心に踏み込むばかりか、教員たちの側も思考停止するように仕向けられているように感じます」

道徳の教科化という強制が道徳の目的と外れています。
他教科と同じく「評価文例集」は売れるでしょうね。

教員たちも思考停止に…「道徳」で混乱する教育現場

周囲の若手教師に話を聞くと、道徳の評価が一番気にかかると言います。もちろん、各学校で評価の仕方の指針が示されると思いますし、一教師の個人的な方法で評価をすべきではありません。そうであっても、最も大切なことは記録を残していくことだと思います。
 他の教科でさえ記録を残すのは至難の技ですから、教師が記録を取ることを第一に考える必要はありません。ワークシートでも振り返りカードでも、各学校の考え方に応じて、子どもの言葉で記録を残すことを考えていってほしいと思います。そして、時間にも体力気力にも余裕があるときに、気付いたことをメモ程度に残していきましょう。

評価のために記録を残すことは大切なことです。しかし、超多忙な中でそれをどう分析して評価に活かすのか?それをいつやるのか?
まずは授業プランの作成、それに加えて児童生徒の記録を残すだけでもかなり大変です。

道徳一年生(NO.1「評価のために記録を残そう!」)
特定非営利活動法人TISEC 理事 荒畑 美貴子

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