教育

新型コロナ騒動で今の学校を取り巻く状況と「不登校」について思ったこと

投稿日:19/03/2020 更新日:

今の学校を取り巻く状況と「不登校」について思ったこと。
この度の臨時休校、多くの保護者は子どもが不登校になったときと似たような心理ではないかと思います。
保護者には、子どもが「学校に行きたくない」と突然告げられます。

・子どもが学校に行かないで、勉強が遅れないか不安
・進学できるのか、進路のこと
・子どもだけ家で過ごす
・昼ごはんをどうする
・友だちと遊べなくなるのでは
・家以外にいくところがない
・家でずっとゲームばかりしていて不安
・不規則な生活、昼夜逆転になってしまわないか

などなど、いつ解決するかわからない見えない不安が襲ってきます。

「ゲーム三昧」「勉強しない」「昼夜逆転」の「不登校3大あるある」が、今まさに多くの保護者が感じていることではないでしょうか。

この度のコロナ騒ぎで一斉休校になり、さまざまなサービスが提供されている。
学びについてもそうだが、それ以上に子どもの「預け先」が一番大きな問題となっている。
「子どもだけで家に置くのは心配。」
「子どもをどこに預けよう?」
「仕事が休めない。」
「このままでは生活ができなくなる。」

親がどれだけ「学校」を「子どもの預け先」として依存してきたかということだ。

その一方で、年々増えている「不登校」の家庭に対してはそれがほとんど放置されてきた。
具体的な手立ても示されないで、学校環境はそのままで、子ども本人の思いを無視して学校に行かせることを目的とした指導のみが続けられてきた。
そうやって放置された子どもたちは学びの保障も居場所の提供もほとんどない状態で、親たちは個々が懸命に闘ってきたのだ。
しかも、この度の休校扱いの1ヵ月という期間限定ではなく「不登校状態がいつ終わるか分からない」中で必死に闘ってきた。

しかし、「不登校」当事者本人とその家族以外は、それには全く関心がない。
自分の子どもは「普通に」学校に行っているからまさに他人事なのだ。
「不登校であること」は、苦しい。ただ、ただ苦しい。
でも、この苦しさは、なかなか理解されない。
学校の教員からも「我慢ができない、逃げている。やる気が足りない。暗い。」
そんなふうに見られることも少なくない。
勇気を出して相談しても、
「気にしすぎだ」「もっと頑張れ!」「他の生徒は来てるのに頑張りが足りない。」
こんな言葉を言われることも多い。

そんな中で、学校へ行けない子どもたちはそれぞれが静かに戦っている。
学校にも居場所がない、家も安心して過ごせない。まして外出などできるはずがない。
親にも学校の教員にも誰にも理解されず、思いを聴いてもらえない、分かってもらえない、一人孤独に戦っているのだ。

そんなとき、私たち大人ができることは、子どもの不安に寄り添い、「そのままの気持ち」を理解してあげることです。
子どものことを心から信じて見守ること。
決して何かをさせようとしないこと。
子どもが自己決定するまで待つこと。
そうすることでしか、子どもの不安感を小さくすることはできない。

大丈夫、大丈夫。
あなたの近くにはあなたのことを理解してくれる人がきっといる。
信じられる大人もいる。
出口は絶対に見つかる。
少しずつ、少しずつ。

長年「不登校」の家庭は放置されほとんど手立てがなされていません。
不登校は問題行ではない、不登校は個人的な理由でもないんです。
しかし、現実として不登校は苦しい。
精神的な辛さだけでなく、経済的負担がのしかかり、排除や差別がある。
それで親も子も大きな不安になるんです。
それが「不登校問題」だと考えています。
「不登校」の家庭は時代の先駆者だということがはっきり分かりました。
だから、こんな世の中をみんなでいっしょに変えていきましょう!

学校に行かなくても学習はできる、職場に行かなくても仕事ができる。
今回多くの人たちが感じたと思います。
学校の教員もなんとか子どもたちの学びや関係を確保しようといろんな工夫をしています。
多分今回のようなことがなければやっていないと思います。
いつでもどこでも学ぶことができる、仕事もできることを再認識して学びの形や働き方が変わっていくと思います。

この度のコロナ騒ぎは確かに大変だけど、この機に子どもの人権について、子どもの学びについて、そしてすべての人の生き方についてみんなが考える契機になったらいいと思います。
すべての子どもたち、すべての人の幸福に向けて。

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